宇宙、そこは最後のフロンティア

自分が感じている事を、雑多に気ままに書き連ねる、お気軽ブログです。ブログタイトルは大好きなスタートレックからの引用で、内容とは何の関係もありません。

このコロナ騒ぎ、いい加減にして欲しい。

Twitterとかでは、何ども言っているけど、自分は、このコロナ禍は、あまりにも騒ぎすぎ、酷すぎだと思っている。
その根拠は、一言で言えば、「例年のインフルエンザと比べてみてよ。」と言う事。
 
「ワクチンが普及していて、特効薬もあるインフルエンザと一緒にするな。」と言う考えの人もいるとは思う。
そこら辺の意見については、あとで触れたいと思う。
 
とりあえず、インフルエンザの基本データに、まず触れておきたい。
インフルエンザは、毎年、約1000万人が感染し、3000人が直接死し、10000人が間接死していた。
 
対する新型コロナの方は、国内で、市中感染が広がり始めたと思われる、この16カ月弱で、感染者数80万人弱、間接死14000人と言ったところ。
 
間接死14000人の内、何人が直接死なのかは、データをあさってみたけど、信頼を置けるものが見当たらなかった。なので、直接死については、ここでは触れない事にする。
 
とりあえず、インフルが1年1万人に対して、コロナは約16カ月で1万4千人の犠牲者だから、ここについては、ほぼ同等のレベルと見て良いと思う。
(ただ、感染者数は、インフル1000万に対して、新型コロナ80万なので、致死率はコロナの方が遥かに高い事になる。コロナの感染者数は、実際にはもっと多いだろうから、この数値から、単純比較してしまうのは、やや危険ではあるが、これについては、一定の考慮をすべきデータだろうとは思う。)
 
またインフルは、インフルエンザ脳症などで、若い人や子供でも亡くなる事があるが、新型コロナは、そう言った事は極めて少ない。特に、子どもについては国内の犠牲者は未だにゼロ。
 
 
さて、こうした事を踏まえた時、飲食店や旅行業界、エンタメ業界等々を廃業にまで追い込み、景気を著しく悪化させ、失業者を増やし、失業までいかなくとも、経済的に困窮する人を増やす・・、そう言った政策が、バランス感覚として、本当に真っ当なのだろうか?僕が言いたいのは、結局のところ、そこだけだ。
 
この意見に対する反論としては、多分、以下のようなものが考えられるんだろうと思う。それに対する自分の考えを、一つ一つ述べてみたいと思う。
 
①「経済やお金より命の方が大事だろ!」系
これだけ読めば、反論の余地がない意見のように見える。だけど、敢えて言えば、この手の意見が一番幼稚で何も考えていないと思う。
上記の通り、インフルエンザだって、毎年10000人の方がなくなっていた。
だとすると、「経済より命だろ!」と言う理屈で言うなら、コロナ以前もそうだし、今後も、ず~っと、今のような対策を続けるべきと言う事になる。
(少なくとも冬場は。冬期五輪なんて、永久的に出来ないのではないか)
 
自動車事故で、毎年3000人近くがなくなっている事については、どう考える?自動車を廃止すれば、この数値は限りなくゼロに近づくと思うけど、そうするべきなの?
 
結局、ここら辺もバランスの問題で、もし日本におけるコロナの犠牲者数が、欧米のレベルだったら、自分も一定程度の経済抑制策には、賛成していたと思う。
だけど、インフルエンザと同程度の犠牲者レベルなのに、社会全体に、ここまでの犠牲を強いるのは、(それはつまり、個々の人の人生を犠牲にしていると言う事)どう考えてもバランス感覚がおかしいと思う。
たまに「お前は、それをコロナ犠牲者の遺族の前で言えるのか!?」とか言う人がいるけど、ここまで来るともう反論する気も失せるけど、「だったらあなたはインフル犠牲者の遺族の前や、自動車事故の犠牲者遺族の前では、どう振舞うんですか?」「それともインフルでも、同様の対策を取り、自動車も廃止すべきだと思いますか?」とだけ言っておく。
 
 
②「ワクチンが行き届いていなかったり、特効薬がないコロナをインフルと一緒にするな」系
これについては、自分も一定の考慮、配慮はすべきことだと思う。
ワクチンや特効薬があると言う事は、「とにかく感染をしない。」と言う事だけでなく、仮に感染した場合でも、重症化したり、亡くなってしまうリスクを、自らの意志で低くする手段がある事を意味する。
現状、その手段がない(少なくともインフルよりは少ない)コロナでは、それなりの対策を取り、配慮をすべきだとは思う。
 
結局、「では、どの程度が、適切なレベルの対策、配慮なのか?」と言う事になる訳だけど、これについては、マスク、手洗い、消毒、あるいは体調不良時については極力人と会うのを避ける・・・程度の、個人の権利や経済を犠牲にしないレベルでの(以前からあった、至極常識レベルの対感染策で)十分だと、自分は思う。
 
繰り返しになるけど、現状の感染状況、被害状況で、多くの人を経済的困窮に追い込むようなやり方が、バランス感覚として、真っ当だとは、どうしても思えない。
 
Twitterのフォロワーさんの一人が、「インフルとコロナを一緒にすべきでない」と言う根拠の一つとして、タミフルリレンザを服用した人数と、その中での犠牲者数のデータをつぶやかれていた。
それがなかなか衝撃的で、具体的な数値は、既につぶやきが削除されているので分からないのだが、年間、数十万人が服用をしている中で、その中で亡くなった方は、ほんの数人!!と言うもの。
これが事実なら、確かに、考慮に入れるべきデータだろうと思う。
なので、自分でも調べてみたのだけど、どうも該当のデータが見当たらない・・・。
ただ、正直なところ、にわかには信じがたいデータではある。上記データが直接死のみを対象にしてるのか、間接死も対象に入れているのか不明だけど、直接死だけでも3000人いる訳で、じゃあ、その内の殆ど全員は、タミフルリレンザを服用しておらず、もし服用していれば、殆ど全ての人は、助かったと言う事なのだろうか?
明確なデータと根拠もなしに否定すべきではなかろうけど、いくらなんでもあり得ないのではないか・と言うのが率直な感想ではある、、、。
ちなみに、少なくとも言えるのは、インフルエンザ特効薬は、少なくとも発症後2日以内には服用しないと、効果は、ほぼ見込めないと言うこと。それも当然の話で、そもそも人類は、ウイルスを直接「殺す」薬を、未だに開発出来ていない。あくまで増殖を妨げるだけ。したがって、増殖が進んでからの服用では効果がない訳だ。
おそらく、上記のデータは、基礎疾患もなく、発症後2日間以内に薬を服用する等々、かなり理想的な状況においてのデータだったのではないかと言う気がする。この辺のところ、詳しい方がいたら教えて欲しい。
いずれにせよ、最終的な死亡者数がインフルと同程度である以上、多くの人の人生に影響を及ぼすような対策はやりすぎだと言うだと、自分は思う。
 
 
③「事実、医療現場が逼迫しているのだから、少々の犠牲を伴ってでも、対策を取るのは当たり前」系
確かに、医療崩壊、逼迫は大問題だと思う。それに反対する人は、おそらく殆どいないでしょう。では、現状、日本の医療現場が逼迫している原因はどこにあるのか?
「新型コロナが恐ろしい病気だから?」「感染者数が物凄く多いから?」それはデータを見る限り、どう考えても、違うと思う。
 
何度も言うように、インフルエンザでは毎年1000万人が感染し、10000人亡くなっている。それでも医療現場はビクともしなかった。
そもそも、日本の人口当たりの病床数は世界一である一方で、コロナの感染状況は、欧米と比べたら、感染者も犠牲者も、文字通り、ケタ違いに少なかった。
しかも、今シーズン、インフルエンザの患者は圧倒的に少なく、その影響で、感染症等による日本の死亡者数全体は、実は一昨年よりも少なかった。
 
それで医療崩壊を起こすだなんて、おかしいと考えるのは、ごく自然な当然の発想だろうと思う。
結局、これは、コロナを指定感染症とし続ける事で、世界一の病床数の内、ほんの一部しか使えない事などが原因になっているとしか、自分には思えない。
普通の病院で、普通に診察し、普通に入院出来るようにすれば、それで一気に医療の逼迫は解決するのではないか。
 
事実、そう言っている医者も多いのだけれど、そう言う声は、どういう訳だか、テレビメディアには、なかなか取り上げられない。
そりゃ、もちろん、コロナを指定感染症から外すことには、マイナスの側面もあるのだとは思う。しかし、その説明を聞いても、そこまで深刻なマイナスポイントだとは、どうしても思えない。
少なくとも、繰り返しになるが、多くの人を経済的困窮に追い込んでも、やむなしとする程の、マイナスポイントとは到底思えない。
 
 
 
とまあ、色々と書いてきたけど、僕自身は、「正しいデータと事実に基づいた上での判断なのであれば、(明確に公序良俗に反しない限りは)、誰がどんな考えを持っていても、そのこと自体を否定すべきではない。」と思っている。
だから、ここまで書いた事の内、「客観的事実」の部分を踏まえた上で、それでも今の政策、対策が正しいと思うと言うのなら、(自分としては、その意見には反対だけど)、尊重はするし、「間違っている。」とは思わない。
 
例えば、いくら犠牲者数がインフルと同じであっても、特効薬等がない現状では、「感染しない」以外の防御策を取る事が出来ない訳で、その状況では、経済的に困窮する人が続出する現状もやむを得ないと思うと言うのなら、それはそれで「間違い」だとは思わない。
 
だけど、今、緊急事態宣言やオリンピックの中止に賛成している過半数を大きく超える人々が、本当にそこまで考えた上で、今の対策、やり方に賛成しているんだろうか?
 
もちろん、そう言う人もいるだろうけど、圧倒的多数は、データもしっかり見ず、「なんか感染者めっちゃ増えてる!」「なんか医療現場大変らしい!!」「じゃあ、命の方が大事だから、経済の犠牲は少しくらいしょうがないよね!」みたいな感覚か、もしくは時代の空気を読んで、とりあえず、賛成だと言っているに過ぎないのではないか・・・。
 
まあ、こんなデータを、国民一人一人に自分で調べろだなんてのは、無理がある話で、そのためにこそ、メディアと言うものがあるのだと思う。
自分には、メディアがその責任を全く果たしていないように見えて、そこに凄く腹が立つ。
 
「何も、コロナ騒ぎすぎだ!」キャンペーンを、テレビでやれと言ってる訳ではない。少なくとも、様々な客観的数値データ(コロナのデータも、インフルのデータも、経済的損失のデータも)を、しっかりと報道した上で、その上で、一人一人が考えられるような状況を作り出して欲しいと言うだけ。
 
その上で、世論の多数が、緊急事態宣言だとか、時短要請だとか、オリンピック中止を支持すると言うなら、それはもう、それで構わない。